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ハーフマラソン世界記録更新

 2020年12月6日、スペインのバレンシアハーフマラソン世界記録が更新されたとのこと。(陸上男子のキビウォット・カンディ(ケニア)が6日、スペインで行われたバレンシアハーフマラソンで57分32秒の世界新記録を樹立した。昨年にジョフリー・カムウォロル(ケニア)がマークした従来の記録を29秒更新した。(共同)男子ハーフマラソンで57分32秒の世界新記録 - 陸上 : 日刊スポーツ
今回の優勝賞金は
42,000USD58分の記録突破により121,000USDを獲得しました。日本円で1700万円程でしょうか。
 最近
3回の世界記録更新はいずれもケニア人選手で近年はアフリカ勢、特にケニア勢の躍進が目覚ましいです。1960年以降の世界記録更新回数を国別で見ると以下のようになりました。ケニアが圧倒的な強さで15回。2位は英国の8回、3位は米国の5回とここら辺は経済大国である両国が検討しています(1960~80年代がほとんどですが)。日本人も一回1977年にMatsumoto Toshihiroという選手が世界記録を更新していましたが、ググっても詳しい情報は出てこなかった。
ハーフマラソン世界記録更新回数(国別)
1960年以降

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ハーフマラソン世界記録の変遷(赤線は2000年以降の日本記録
1960年以降の世界記録の変遷をグラフにすると以下のようになり(5年刻み)、まだまだ世界記録更新ペースは衰えていないため、数年のうちに57分の壁の突破も期待できます。実際に今回のバレンシアラソンでは1位のカンディ選手だけではなく、2~4位の選手も従来の世界記録を破っていました。また、それに伴いマラソンサブ2の突破も実現味を帯びてきます(非公式レースではキプチョゲ選手がすでに突破しています)

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