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イスラエルのワクチン接種状況(2021年3月4日)

イスラエルのワクチン接種状況 - Fridays are awsome

前回の記事から1ヶ月立ちましたので、イスラエルのワクチン接種状況について定点観測してみたいと思います。
◆ワクチン接種%
現在(2021年3月4日)は国民(人口888万人)の96%(約850 万人)が接種しています。ここ1ヶ月で随分上がり、集団免疫を獲得できる水準ですね。

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◆新規感染者数7日移動平均
先月時点では100万人あたり800人くらいの感染者数が出ていたのに対して、現在は100万人あたり400人くらいまで減少してきました。

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ただ、2月末からは減少が停滞しているのが気になりますね。ワクチン接種90%以上ならゼロに近づいていても、不思議じゃないと思うのですが。NHKのサイトには、新型コロナウィルスのワクチンは感染自体を防ぐものではなく、発症や重症化を防ぐものと考えられていること。これが正しいとすると、感染者数自体には直接的な影響がないというのも分かる気がします。

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https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/vaccine/qa/detail/qa_01.html#mokuji3

◆新規死亡者数7日移動平均
感染者数だけでは効果がわからないので、死亡者数もチェックしていきましょう。こちらも7日移動平均がわかりやすいと思います。
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グラフを見ると先月は100万人あたり5人以上の死亡者数だったのが、現在では100万人あたり3人を下回るまで減少しています。ポイントは減少が続くことですね。現在はまだ減少傾向と言えると思います。
もちろん、感染者数や死亡者数の変化は、ワクチンだけによる影響ではなくて、自粛生活や人々のマインドも大きく関係していると思いますが、傾向としては良い方向に向かっているように感じました。