MENU

イスラエルのワクチン接種状況

新型コロナウィルスのワクチン接種は世界各国で進んでいますが、割合で言うとイスラエルが一番進んでいます。現在(2021年2月3日)は国民(人口888万人)の60%(520万人)が接種しています。
◆ワクチン接種%
一日のワクチン接種数は10万人~20万人で推移しているので、3月末ころにはほぼ国民の全員がワクチン接種状態となります。

f:id:carthat:20210205125434p:plain

◆新規感染者数
ワクチン接種率に対して新規感染者数は減少傾向にはあると思いますが、激減とは言えないかもしれません。集団免疫の獲得はアメリカの新型コロナウィルス対策チームのファウチ博士が言うには「70~90%」なので、もう少し必要なのかもしれません。2月末頃に、もう一度、傾向を見たいと思います。

f:id:carthat:20210205125521p:plain

◆新規感染者数7日移動平均
新規感染者数の7日移動平均。一日ごとの揺らぎが少なくなり、減少傾向であることははっきりと分かります。もちろん減少要因はワクチン接種だけに限らず、自粛生活などの要因も考えられると思います。

f:id:carthat:20210205125900p:plain

◆新規死亡者数
新規死亡者数も感染者数とだいたい同じ動きをしています。死亡者数は感染者数より遅れて来ると思うので、3月上旬頃には明確に減少トレンドが見えてくるかもしれません。

f:id:carthat:20210205125340p:plain

こうしてみると、集団免疫獲得は長い道のりとなりそうです。米国では1日100万人がワクチン接種し、イギリスでは1日50万人が接種しているので、おそらく日本もワクチン接種が軌道に乗ると1日50万人くらいになると想定されます。その場合、1億2000万人÷50万人で240日。国民全員が接種状態となるのは半年かかります。3月に開始したとして、9月末頃ですね。